令和5年度、最低賃金は39~41円増額予定 全国平均で1002円へ

厚生労働省の中央最低賃金審議会が、令和5年度の最低賃金上昇目安を公表しました。地域ごとのランク分けに基づき、増額幅は39〜41円となっています。

Aランク(増額額は41円)
埼玉、千葉、東京、神奈川、愛知、大阪

Bランク(増額額は40円)
北海道、宮城、福島、茨城、栃木、群馬、新潟、富山、石川、福井、山梨、長野、岐阜、静岡、三重、滋賀、京都、兵庫、奈良、和歌山、島根、岡山、広島、山口、徳島、香川、愛媛、福岡

Cランク(増額額は39円)
青森、岩手、秋田、山形、鳥取、高知、佐賀、長崎、熊本、大分、宮崎、鹿児島、沖縄

物価の高騰を反映し、史上最大となる最低賃金の増額が見込まれ、全国加重平均は1,002円となると予想されています。(埼玉1,028円、東京1,113円)今後のプロセスとしては、各地方最低賃金審議会がこの目安を参考にしつつ、地域の実情に基づいた審議と答申を行います。その後、異議申出手続きを経て、各都道府県労働局長により地域別の最低賃金が決定される予定です。

参考リンク

厚生労働省 「第67回中央最低賃金審議会 資料」 https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_34475.html