社会保険料の定時決定(算定基礎届)について教えてください

定時決定とは

定時決定とは、毎年1回決まった時期に、すべての被保険者について社会保険料の見直しを行なうために、4月から6月に支払われた給与額をもとに社会保険料を決定することです。
例)末締め翌25日払の場合の対象の給与は4/25(3月分)、5/25(4月分)、6/25(5月分)が定時決定の対象期間となります。

対象者

7月1日時点で雇用しているすべての被保険者

手続き対象外の従業員

  1. その年の6月1日から7月1日までに資格取得した方
  2. その年の7月から9月までに月額変更届を提出する方

定時決定の計算方法

4月・5月・6月に支払われた3カ月(いずれも賃金支払支払基礎日数17日以上)に受けた報酬の総額を、その期間の月数で割った額を報酬月額として標準報酬月額を決定します。※特定適用事業所は11日以上

定時決定の有効期間

その年の9月から翌年8月まで1年間適用されます。新しい標準報酬月額に基づいた保険料の支払いは、9月分(翌月控除事業所は10月支払給与より)からとなります。

定時決定の提出期限

7月上旬

まとめ

4月から6月に支給する給与の平均額で1年間の社会保険料を決定します。残業削減などにより、この期間の平均額を低く抑えることで保険料の負担軽減を図ることをお勧めいたします。