新たに雇用する従業員から採用証明書の記入を求められました。採用証明書とは何ですか。

採用証明書とは

失業手当を受給している失業者の再就職を証明する書類です。
ハローワークでは、提出された採用証明書の内容をもとに、さまざまな手続きを進めるので、会社は責任を持って記入しましょう。

採用証明書の目的

採用証明書が必要な理由は、以下の2点です。

失業手当の受給停止

再就職が決まった場合は、失業手当の受給対象から外れます。(失業手当は雇入日の前日まで受給可能です。)採用証明書を未提出で雇入れ以降も失業手当を受給している場合、不正受給となる可能性があります。

再就職手当の受給

失業手当の受給期間中に就職が決まった場合、失業者に再就職手当が支給されます。(再就職手当は、就職お祝い金です。)ハローワークでは、採用証明書の内容をもとに、再就職の事実や支給の可否を確認します。

提出期限

提出期限は、採用が決まってから雇入日の前日までです。
※ただし、会社側や入社日の都合で、雇入日の前日までに書類の提出が難しい場合には、求職者は、再就職が決まった旨を、先にハローワークに伝え、書類の提出を後日行うことも可能です。

まとめ

採用証明書とは「失業手当の受給停止」と「再就職手当当の受給」を目的とした失業手当を受給している失業者の再就職を証明する書類です(提出期限は雇入れ前日まで)採用者から証明書の記入を求められた場合、会社は責任持って記入しましょう。