働く高齢者が過去最多の914万人に

総務省は16日の「敬老の日」にあわせ、65歳以上の高齢者に関する統計を公表しました。2023年、65歳以上の就業者数が過去最多の914万人に達し、20年連続で増加しました。高齢者の就業率は25.2%で、特に65〜69歳では52%と、2人に1人が働いています。定年延長や高齢者雇用の環境整備が進み、人手不足を補う役割を担っています。

また、65歳以上の就業者は、就業者全体の13.5%を占め、約7人に1人が高齢者です。非正規雇用が76.8%を占め、産業別では「卸売業、小売業」や「医療、福祉」分野に多く従事しています。特に「医療、福祉」では10年で2.4倍の増加が見られました。

高齢者人口も3625万人に達し、日本は世界でも突出した高齢化率を示しています。

今後さらに高齢者の労働力活用が重要な課題となります。