男女間賃金格差 都道府県別ランキング政府初公表

政府は、女性の職業生活における活躍推進プロジェクトチーム(PT)が開催した会合で、男女間の賃金格差に関する都道府県別ランキングを公表しました。最も格差が大きかったのは栃木県で、女性の賃金は男性の71.0%、最も小さかったのは高知県で80.4%でした。全国平均は約75%であり、欧米諸国に比べると依然として大きな差があります。OECD加盟国の平均が約88%であることからも、日本の格差は依然として大きいことがわかります。政府は、今回のデータをもとに各地域で実態を把握し、対策の強化を図る考えです。

調査によると、賃金格差が大きい地域では、女性の管理職比率や正規雇用率が低い傾向が見られ、一方で格差が小さい地域でも性別による役割意識が強いことが指摘されています。

岸田首相は、調査結果を踏まえ、経済界や地方の取り組みを進めることの重要性を強調しました。プロジェクトチームは、企業や自治体関係者と協力し、全国数カ所で意見交換の場を設け、9月中にその結果をまとめる予定です。

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以下は男女間賃金格差のランキングです。
1位  栃木(71.0)
2位  茨城(72.1)
3位  長野(72.8)
4位  東京(73.0)
5位  愛知(73.2)
6位  山梨(73.5)
7位  岐阜(73.6)
8位  滋賀(74.3)
9位  三重(74.7)
10位 福島(75.3)
10位 北海道(75.3)
12位 大阪(75.5)
13位 静岡(75.6)
14位 神奈川(75.7)
14位 熊本(75.7)
14位 福井(75.7)
17位 愛媛(75.9)
18位 千葉(76.0)
19位 宮城(76.1)
20位 香川(76.2)
20位 福岡(76.2)
22位 兵庫(76.3)
23位 石川(76.5)
24位 徳島(76.6)
24位 鹿児島(76.6)
26位 群馬(76.7)
27位 富山(76.8)
28位 大分(76.9)
29位 新潟(77.1)
30位 京都(77.2)
31位 広島(77.3)
32位 青森(77.4)
33位 山口(77.5)
34位 埼玉(77.7)
35位 沖縄(78.1)
36位 島根(78.4)
36位 佐賀(78.4)
38位 山形(78.5)
39位 岡山(78.7)
39位 和歌山(78.7)
41位 鳥取(79.0)
42位 宮崎(79.2)
43位 奈良(79.8)
44位 秋田(79.9)
45位 長崎(80.2)
46位 岩手(80.3)
47位 高知(80.4)